“噛め、かめ、カメ”に込めた想い -よく噛む子の育て方 – 知っ得情報

「うちの子、あまり噛まずに飲み込んでしまうんです」小児歯科では、保護者の方からこうしたご相談をよくいただきます。実は “よく噛む習慣” は、子どもの成長にとても大切です。よく噛むことで、あごの発達・食べ物の消化・食べ過ぎ防止・食事の満足感などにつながると考えられています。こうした理由から、厚生労働省の食育でも「よく噛んで食べること」は重要な食習慣の一つとして紹介されています。
そして当院のロゴに描かれているのが“カメ”です。カメは、ゆっくりと時間をかけて食べる生き物。そこから「ゆっくり、よく噛んで、健やかに育ってほしい」という願いを込めています。ちなみに院長は昔からカメが好きでそんな院長の想いもあって、医院のシンボルは カメのロゴになりました。
そこで今回は、ご家庭でできる「噛む力を育てるコツ」を年齢別にご紹介します。

🔵 幼児期(3〜6歳):小さく切りすぎないことが大切
お子さんが食べやすいようにと食材を細かく刻む、柔らかいものばかりにするという工夫をされているご家庭も多いと思います。もちろん安全への配慮は大切ですが、少し歯ごたえを残すことで自然と噛む回数が増えます。
少し厚めに切った野菜や根菜料理、野菜スティックなどがおすすめで、また食事のときには「カメさんみたいにカミカミしようね」と楽しく声をかけてみてください。遊びのように伝えると、子どもは自然と噛む習慣を身につけやすくなります。
🔵 学童期(6〜12歳):姿勢と口の使い方
この時期は、噛む回数だけでなく食べる姿勢も重要です。チェックしたいポイントは次の3つです。
・足が床につく椅子:足が安定すると体も安定し、噛みやすくなります。
・テーブルの高さ:姿勢が崩れると噛む力が弱くなることがあります。
・口を閉じて噛む:口呼吸の予防にもつながります。
また、早食いのお子さんには「30回噛もうゲーム」もおすすめです。家族で数えながら食べることで、食事の時間も楽しいコミュニケーションになります。
🔵 家族みんなで“噛む習慣”を育てる
噛む習慣は、子どもだけに頑張らせるより、家族みんなで取り組むほうが続きやすいものです。例えば、旬の食材を取り入れる、やわらかすぎる献立ばかりに偏らない、食事の時間を少しゆったり取る、こうした工夫だけでも自然と噛む回数が増え、食べ方は変わっていきます。そして食後は噛む → 歯みがき、この流れを毎日の習慣にしていきましょう。特に子どもの場合は仕上げ磨きが虫歯予防にとても大切です。
🟠 FAQ – よくある質問 –
Q:噛まずに飲み込んでしまいます
A:まずは次の3つを見直してみてください。
- 食材の大きさ
- 食材の硬さ
- 食事の姿勢
この3つを整えるだけでも、噛む回数が増えることがあります。診察の際にはお子さんに合わせた食事の工夫や歯みがき方法もお伝えできます、お気軽にご相談ください。
🟢 Kame Kame Short Column
※このコラムは、お子さんの健診をきっかけに、保護者の方ご自身のお口の健康を見直すためのミニコラムです。
📍外傷時は慌てず正しい処置を
転倒やスポーツ時の事故によって歯が完全に脱落してしまった場合の応急処置として、①まずは、抜けた歯を探し ②歯の根の部分は触らない(汚れていても、ごしごし洗わない) ③歯を乾燥させないようにして(牛乳、保存液など) ④急いで歯科医院を受診しましょう。
📍しみる歯は早めに相談を
知覚過敏とは歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物や風に当たった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特に虫歯でない場合にみられる症状を言います。放っておくと症状がひどくなる場合もありますので、気になった時には早めに受診してください。
📍歯周ケアで未来の歯を残しましょう
歯周病は細菌感染の疾病ですが、長期にわたり蓄積された生活習慣なども歯周病をさらに進行させる要因です。歯科医院での定期検診を受け、日常的に規則正しい生活、健康生活を目指して、口腔ケアの管理を確立することが予防、ひいては健康の増進につながるのです。
🔵 まとめ
“噛む力”は子どもの成長を支える習慣。よく噛むことは
①食事を味わう
②あごの発達
③健康的な食習慣
につながる大切な習慣です。お子さまが安心して通える歯医者をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
📍 飯塚市 おおた歯科小児歯科
📞 0948-26-5170
参考
厚生労働省「食育に関して」
農林水産省 食育「食育の推進」
日本小児歯科学会「学会からの提言」
※上記資料では、咀嚼(よく噛むこと)が食習慣形成や口腔機能発達に関係することが示されています。
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